ポードレッタイト(Poudretteite)
青沼貴金属店はこのほど非常に珍しい宝石をダイレクト入手いたしました。
ポードレッタイト(Poudretteite/KNa2B3Si12O30)は、淡いピンク色を示すきわめて稀なオースミライト(大隈石)グループに属する宝石種です。
この石はカナダ、ケベック州のモンサンチレール(Mont Saint-Hilaire)で発見され、名称はこの地区の採石場を所有するプードレット一族に因んで名付けられたものです。
「ポウドレッタイト」や「プードレッタイト」とも呼ばれ淡いピンク色を示すきわめて稀な「オースミライト(大隈石)グループ」に属する同グループ「スギライト」に近い(新種認証:1987年)鉱物です。
宝石質のものは超レアストーンでマスグラバイト/グランディディエライトと並ぶ入手困難新宝石となります。近年ミャンマーのモゴク地区で発見されていますが鑑別で遭遇することはめったにありません。
【化学組成: KNa2B3Si12O30】
【分類:サイクロ珪酸塩鉱物】
【グループ:大隅石グループ】
【硬度:5-6】
【屈折率:1.510 - 1.532一軸性(正)】
【比重:2.50-2.55】
【光沢:ガラス光沢】
【色:無色、ローズ、バイオレット】
【蛍光:不活性】
【産状:漂砂鉱床】
宝石
ポードレッタイト(Poudretteite)
サイズ
0.80ct
8.44×5.51×3.80㎜
硬度:5
GIM鑑別